2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[17a-P06-1~5] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2021年3月17日(水) 10:00 〜 10:50 P06 (ポスター)

10:00 〜 10:50

[17a-P06-2] 透過型蛍光顕微鏡下のプラズモニックチップによる単一エキソソーム検出

〇(B)福富 一真1、藤本 絵里1、田和 圭子1 (1.関西学院大理工)

キーワード:エキソソーム、蛍光顕微鏡、プラズモン

エキソソームは細胞から分泌される直径約100 nmの大きさを持つ小胞体の1つで、その中に含まれるmicroRNAやタンパク質は分泌源の細胞の特徴を反映し、疾病予測に役立つことが知られている。当研究室ではこれまでに、金属薄膜でコーティングされた波長サイズの周期構造基板であるプラズモニックチップを用い、格子結合型表面プラズモン共鳴法(GC-SSPR)による増強蛍光を利用し、正立落射蛍光顕微鏡で単一エキソソームを検出できることを示してきた。本研究では、プラズモン共鳴による蛍光増強度が落射光学系より大きいことが期待されている透過光学系を用いて蛍光標識単一エキソソームをプラズモニクチップ上で観察した。