2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.4 アナログ応用および関連技術

[17a-Z22-1~10] 11.4 アナログ応用および関連技術

2021年3月17日(水) 09:00 〜 11:45 Z22 (Z22)

紀和 利彦(岡山大)、服部 香里(産総研)

10:30 〜 10:45

[17a-Z22-6] 光TES用高速マイクロ波多重読出回路の設計指針確立に向けたクロストーク評価

早川 亮大1,2、平山 文紀1、神代 暁1、山森 弘毅1、石崎 欣尚2 (1.産総研、2.都立大)

キーワード:マイクロ波SQUID、超伝導転移端検出器(TES)

マイクロ波SQUIDを用いた周波数分割多重化方式(MW-Mux)は、従来の多重化技術と比べ、多画素検出器の読み出しに必要な配線数を劇的に削減できる技術である。我々はこの技術を、極低温環境下におかれた光 超伝導遷移端型検出器(Transition Edge Sensor; TES)からの高速信号の読み出し回路として、開発を進めている。TESの信号多重化読み出しにおいて、配線間クロストークによる検出性能の劣化は、TES検出器内だけでなく多重化読出回路内の考慮も必要となる。本研究では、初めて光TES用高速MW-Mux 回路について、クロストークの評価と関係を調べたので報告する。