2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.5 有機太陽電池

[17p-P10-1~17] 12.5 有機太陽電池

2021年3月17日(水) 16:00 〜 16:50 P10 (ポスター)

16:00 〜 16:50

[17p-P10-16] 薄膜金アノードバッファへの加熱処理が有機太陽電池の耐久性に及ぼす効果

服藤 憲司1、岡田 幸大1 (1.立命館大理工)

キーワード:有機太陽電池、光照射耐久性、極薄膜金アノードバッファ

低分子型有機太陽電池を対象にし、アノードバッファとなる薄膜ペンタセン/極薄膜金層の加熱処理が、光照射耐久性に及ぼす効果について実験的に調べた。加熱処理を施すと、電力変換効率はほぼ維持し、光照射耐久性が70%程改善する。この理由は、極薄膜金層が、劣化の主原因と考えられる紫外光成分を大きく吸収するため、また、この上のドナー層の優れた膜形成に役立つ密で一様な核形成サイトを作り上げるためである。