2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[17p-Z01-1~11] 【一般公開】新型コロナウイルス禍に学ぶ応用物理: 未来社会に向けて

2021年3月17日(水) 13:00 〜 18:00 Z01 (Z01)

藤原 康文(阪大)、平野 嘉仁(三菱電機)、納谷 昌之(富士フイルム)

16:55 〜 17:25

[17p-Z01-9] 深紫外光の医療応用とウイルス不活性化

青柳 克信1、黒瀬 範子2 (1.立命館大総研、2.精神神経医療研究センタ)

キーワード:深紫外光、医療応用、ウイルス

細菌やウイルスは波長が 260nm付近に強い吸収帯を持っている。そのため,その前後の波長の深紫外光を照射するとそれらのDNAを構成する塩基が分断され細菌やウイルスは不活化する。従来から殺菌には254nmで発光する水銀灯がよく用いられてきた。しかしこの波長は人体に損傷を起ことがわかっている。一方、遠深紫外光を用いれば人体におよぼす損傷がほとんどなく効率的なウイルスの不活化が可能でSARS-CoV-2では数十秒の照射で不活化されることが証明された。