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[17p-Z01-9] 深紫外光の医療応用とウイルス不活性化
キーワード:深紫外光、医療応用、ウイルス
細菌やウイルスは波長が 260nm付近に強い吸収帯を持っている。そのため,その前後の波長の深紫外光を照射するとそれらのDNAを構成する塩基が分断され細菌やウイルスは不活化する。従来から殺菌には254nmで発光する水銀灯がよく用いられてきた。しかしこの波長は人体に損傷を起ことがわかっている。一方、遠深紫外光を用いれば人体におよぼす損傷がほとんどなく効率的なウイルスの不活化が可能でSARS-CoV-2では数十秒の照射で不活化されることが証明された。