2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

[17p-Z14-1~9] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2021年3月17日(水) 13:00 〜 15:30 Z14 (Z14)

岡本 晃一(大阪府立大)、久保 若奈(農工大)

14:15 〜 14:30

[17p-Z14-5] 重み付き閉路を用いた量子ウォークの吸収状態の記述:ドレスト光子のエネルギー移送問題との対応に向けて

瀬川 悦生1、今野 紀雄1 (1.横浜国立大学)

キーワード:ドレスト光子、量子ウォーク

ドレスト光子のエネルギー移送問題において、実験によって得られたナノ微粒子配列とその出力値との間にある関係を、量子ウォークによってToyモデル化して考察する。外部との接触のある有限グラフ上の量子ウォークが内部のある場所から出発した場合に時刻無限大にもかかわらず、生き残ることができる。外部への出力値は1からこの生き残り確率引いた値となる。このメカニズムを固有値解析の観点から明らかにし、結果として、与えられたグラフの重み付き閉路によって、この量子ウォークダイナミクスの吸引空間を記述できることが明らかになったので報告する。