2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

[18p-Z08-1~18] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2021年3月18日(木) 13:00 〜 18:00 Z08 (Z08)

松井 裕章(東大)、藤井 稔(神戸大)、杉田 篤史(静大)

13:15 〜 13:30

[18p-Z08-2] DNA表面増強ラマン散乱による塩基配列識別に向けた金ナノ粒子二量体形成

〇(M2)池田 拓未1、萩原 望1、江刺家 恵子1、斎木 敏治1 (1.慶大理工)

キーワード:表面増強ラマン散乱、金ナノ粒子、DNA

本研究はDNAシーケンスの従来法の改善策として、金ナノ粒子のSERSを用いたDNA塩基配列識別を目的として行なっている。25塩基のPoly-A、Poly-C配列ssDNAを吸着させた金ナノ粒子二量体を作製し、液中にてA、C塩基由来のラマンスペクトルの検出に成功した。また25塩基のPoly-A配列の1塩基のみをC塩基に置換したDNAを吸着させた単一二量体からA、C塩基由来のラマンスペクトルの検出に成功し1塩基分解能を実証した。