2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

FS フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」 » FS.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

[19a-Z34-1~11] FS.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

2021年3月19日(金) 09:00 〜 12:00 Z34 (Z34)

葛西 誠也(北大)

11:00 〜 11:15

[19a-Z34-8] 固有値問題の求解に向けた変分量子回路の構成と量子コンピュータによる演算特性の検討

三木 司1、島田 萌絵1、沖田 涼1、白樫 淳一1 (1.東京農工大院工)

キーワード:ゲート方式量子計算機、変分原理、組合せ最適化問題

誤り訂正機能を持たない量子計算機を有効に活用できるアルゴリズムとしてVariational Quantum Eigensolver (VQE)が提案されている。VQEで使用する変分量子回路をどの量子ゲートの組合せで構成するかにより、VQEのパフォーマンスは大きく変化する。そのため、解きたい問題に対して適切に変分量子回路を構成することは重要である。今回は、実際の量子計算機上で実装されたVQEを用いてMax-Cut問題を解いた際に、変分量子回路の構成が演算特性に与える影響について検討した。