[19p-P01-1~23] 17 ナノカーボン(ポスター)

[19p-P01-12] 孤立した微小な単結晶ドメインから成るWS2単層膜の発光の円偏光度

〇小俣 慶将¹、松山 享平¹、王 若㬢¹、相原 健人¹、佐久間 芳樹²、池沢 道男¹ (1.筑波大物理、2.物材機構)

キーワード：TMDC、WS2、円偏光度

単層遷移金属ダイカルコゲナイド(TMDC)は対称性の破れによって円偏光の向きによって励起するバレーを選択でき、バレー自由度を利用した新しいエレクトロニクスへの応用が期待されている。MoS2 において、微細加工したナノメートル領域の結晶のサイズがバレー分極に与える影響が調べられているが、微小な単層 WS2 については詳しく調べられていない。本研究では単結晶ドメインのサイズが異なる単層 WS2 試料について、発光の偏光分解測定により結晶サイズの違いがスピン-バレー特性に与える影響を調べたので報告する。