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[19p-Z03-11] 差分後スペクトルを等化したASE光による連続値乱数発生器
キーワード:乱数、自然放出、ノイズ
ASE光の干渉計測値は位相空間の量子揺らぎを反映するので優れた連続値乱数になる。課題は測定系の低周波ノイズである。測定値の差分を取ればそれを相殺できるが、スペクトルが変調される。そこで、デジタルでサンプリングした測定値の差分を、奇数の場合に符号反転してスペクトルを等化する。自己相関とNIST SP800-22により評価した結果、スペクトルを等化した差分値が理想的な連続値乱数であることが示された。