2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.10 光量子物理・技術

[19p-Z03-1~13] 3.10 光量子物理・技術

2021年3月19日(金) 13:30 〜 17:00 Z03 (Z03)

小関 泰之(東大)、松田 信幸(東北大)

16:15 〜 16:30

[19p-Z03-11] 差分後スペクトルを等化したASE光による連続値乱数発生器

戸丸 辰也1 (1.日立研開)

キーワード:乱数、自然放出、ノイズ

ASE光の干渉計測値は位相空間の量子揺らぎを反映するので優れた連続値乱数になる。課題は測定系の低周波ノイズである。測定値の差分を取ればそれを相殺できるが、スペクトルが変調される。そこで、デジタルでサンプリングした測定値の差分を、奇数の場合に符号反転してスペクトルを等化する。自己相関とNIST SP800-22により評価した結果、スペクトルを等化した差分値が理想的な連続値乱数であることが示された。