2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[20a-A102-1~11] 2.1 検出器デバイス開発

2022年9月20日(火) 09:00 〜 12:00 A102 (A102)

金 政浩(九大)、吉野 将生(東北大)、野上 光博(東北大)

11:45 〜 12:00

[20a-A102-11] [放射線奨励賞受賞記念講演] 単一光子測定法を用いた高感度光ファイバ型放射線モニタ

畠山 修一1、上野 雄一郎1、田所 孝広1、上野 克宜1、岡田 耕一1、佐々木 敬介2、渋谷 徹2、鎌田 圭3、村上 力輝斗3、吉川 彰3 (1.日立研開、2.日立大甕、3.東北大)

キーワード:放射線モニタ、光ファイバ、単一光子測定法

原子力プラントの運転中通常時から事故時の建屋(R/B)内線量率監視に向け、高感度光ファイバ型放射線モニタを開発中である。光ファイバ型は耐環境性(温度、放射線、湿度)及び耐電気ノイズ性に優れ、遠隔動作確認可能な利点を有する。一方、製品適用時の課題は感度向上であり、通常時のR/B内は自然放射線レベル(10-4 mGy/h)の線量率を測定する必要がある。本研究ではモニタの動作原理である単一光子測定法に着目し、長減衰時定数のシンチレータを用いた高感度光ファイバ型放射線モニタを試作し検出特性を評価した。