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[20a-A102-5] 廃炉作業におけるガンマ線検出に向けたNd添加Y3Al5O12シンチレータの開発
キーワード:単結晶シンチレータ、長波長発光、ガンマ線検出
福島第一原発の廃炉作業において、長波長発光(600 nm以上)・高発光量を示すガンマ線検出シンチレータ材の開発が求められている。われわれは900 nm以上の発光波長を示すNd添加Y3Al5O12 (YAG)シンチレータに着目した。またCzochralski法を用いてNd添加YAG単結晶を育成し、ラジオルミネッセンスを測定した。その結果、ピーク強度における発光波長は約890 nmとなり、目的の発光波長を達成したことから、大強度60Co線源による実証試験も実施した。