[20p-A404-1~18] 3.9 光量子物理・技術（旧3.10）

△ [20p-A404-15] 赤外上方変換を用いた赤外―可視もつれ光子対の光子数計測

〇北條 真之¹、谷 峻太郎²、小林 洋平²、田中 耕一郎¹ (1.京大理、2.東大物性研)

キーワード：自発パラメトリック下方変換、アップコンバージョン、もつれ光子対

我々は２種類の光子対が同時に位相整合する「同時パラメトリック下方変換」によるもつれ光子対の広帯域化やもつれ多次元化の可能性を示してきた。しかし、発生過程の効率の低さから、可視域と赤外域とに発生する光子対間の光子相関を直接測定できないという問題があった。本研究において赤外上方変換を用いた赤外フォトンカウンターを構築し、光子対間の同時計測を行なった。その結果、同時SPDC光子対間の同時検出に成功した。