17:00 〜 17:15
△ [20p-C301-13] 生体測定のための中赤外光熱偏向分光法の検討
キーワード:医用光学、中赤外光熱偏向分光法
光熱偏向分光法は試料の光吸収によって生じる熱を,試料に接触した物質の屈折率変化として検出する手法であり,励起光として中赤外光を用いることで,生体中の成分を分析することが可能である.既存の手法は中赤外光の照射点付近で,試料に接触させたプリズム内で近赤外プローブ光を全反射させる緻密な調整を要するため,本報告では微小なプリズム中にプローブ光を通過させる簡易な測定方法を提案し,その基本的な特性を評価した.