2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » インマテリアルAIコンピューティング

[20p-M206-1~11] インマテリアルAIコンピューティング

2022年9月20日(火) 13:30 〜 18:15 M206 (マルチメディアホール)

田中 啓文(九工大)、松本 卓也(阪大)

14:30 〜 14:45

[20p-M206-4] アモルファスTaOxが示す抵抗変化現象の確率過程性に対する相構造の影響の観測

福地 厚1、片瀬 貴義2、太田 裕道3、有田 正志1、高橋 庸夫1 (1.北大院情報、2.東工大フロ研、3.北大電子研)

キーワード:メモリスタ、アナログ抵抗変化、アモルファス金属酸化物

人工知能素子応用に向けた重要現象である、アモルファスTaOxにおけるアナログ型と確率過程型抵抗変化現象の物理機構の理解を目指し、原子平坦アモルファスTaOx薄膜を用いて、導電性原子間力顕微鏡法による各抵抗変化現象の直接誘起と原子スケールでのイオン移動観察を実施した。観察の結果、アモルファスTaOxにおける確率過程的な抵抗変化は、準安定TaO2相の内部分離に強く影響される現象である事が示された。