2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.5 有機太陽電池

[20p-P02-1~19] 12.5 有機太陽電池

2022年9月20日(火) 13:30 〜 15:30 P02 (体育館)

13:30 〜 15:30

[20p-P02-6] エレクトロスピニング法へのフェムトリアクターの適用に関する研究

江頭 雅之1、前田 昇吾1、山口 大貴1、平井 紅陽1、松浦 竜一1、矢澤 翔大2、工藤 祐輔2、山内 博3、田所 貴志3、渡邊 康之1 (1.諏訪東理大、2.日大、3.電機大)

キーワード:エレクトロスピニング、フェムトリアクター、透明電極

有機薄膜太陽電池に用いられている透明電極は導電率と透過率がトレードオフの関係にあり、これが高い透過率を有する透明電極作製において技術課題になっている。フレキシブルな透明電極の作製方法としてエレクトロスピニング法が一般的に用いられているが、この方法では透明電極の構造制御が難しいため我々はフェムトリアクターに着目した。フェムトリアクターは新しい静電噴霧法の応用方法であり、溶液を充填した異なるノズルに正と負の高電圧を印加することで空間的に帯電液滴を衝突させる技術である。
本研究ではフェムトリアクターをエレクトロスピニング法に応用し、細孔の多いフィルムを作製することで高い透過率と導電性を持った透明電極の新しい作製方法を提案するものである。