2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

FS フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」 » FS.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

[21a-C201-1~11] FS.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

2022年9月21日(水) 09:00 〜 12:00 C201 (C201)

長谷川 剛(早大)、丸亀 孝生(東芝)

10:30 〜 10:45

[21a-C201-6] 【注目講演】超伝導磁束量子ビットを用いたアニーリング方式の4-bit因数分解回路の検討

才田 大輔1,2、日高 睦夫1、平山 文紀1、山梨 裕希3 (1.産総研、2.富士通、3.横国大)

キーワード:量子コンピューター、量子アニーリング、超伝導磁束量子ビット

我々は,超伝導磁束量子ビットを用いて,量子アニーリングによる因数分解専用回路の作製を検討している.この手法では,ハミルトニアンの基底が乗算器の真理値表と一致するように設計する.この問題ハミルトニアンと直接的に対応する超伝導回路を作製することが特徴である.量子アニーリング後,最も低いエネルギーの状態が高い確率で得られるため,因数分解(P=X×Y)に相当する解(X, Y)を得ることが期待できる.今回,4-bit因数分解回路を作製し,シミュレーションと実験の双方で動作を検討し,解が得られることを確認した.