2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 人工嗅覚エレクトロニクス・インフォマティクスの研究最前線と展望

[21p-A401-1~6] 人工嗅覚エレクトロニクス・インフォマティクスの研究最前線と展望

2022年9月21日(水) 13:30 〜 16:15 A401 (A401)

長島 一樹(東大)、アルブレヒト 建(九大)

13:30 〜 14:00

[21p-A401-1] 生体ガス情報化を先導するバイオ蛍光式ガスセンサとイメージング装置

飯谷 健太1、當麻 浩司1、荒川 貴博1、〇三林 浩二1 (1.医科歯科大生材研)

キーワード:生体ガス、バイオ蛍光法

VOCs(揮発性有機化合物)が世界的に注目され、その中には環境や食品由来の成分のほか、呼気や皮膚ガスなどのヒト由来の成分(無臭、低濃度)も含まれ、その情報化が求められている。特に生体ガスには疾病や代謝、遺伝に基づく多様な情報を有しており、医療およびヘルスケアでの診断応用が期待されている。本講演では、先制医療や健康科学のための生体ガス情報化を目的に開発した、新次元のガス計測技術(ppt-v感度、ガス選択性、湿度不感応)である「バイオ蛍光法によるガスセンシングおよびイメージング」を説明すると共に、呼気や経皮ガスへの応用を紹介し、将来のウエアラブルデバイス化など「血液ガス成分の非侵襲情報化」について述べる。