2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[21p-P10-1~3] 9.5 新機能材料・新物性

2022年9月21日(水) 13:30 〜 15:30 P10 (体育館)

13:30 〜 15:30

[21p-P10-1] 化学的合成法により作製したY3Fe5O12微粒子の交流磁場中での発熱特性

〇(B)松本 怜佳1、若山 ことみ1、平澤 英之1、松友 真哉1、田頭 歩佳1、坂本 全教1、青野 宏通2 (1.新居浜工業高等専門学校、2.愛媛大学)

キーワード:ナノ粒子、YIG、交流磁場

現在、癌患部に磁性材料を留置し、交流磁場により発熱させ腫瘍を壊死させる交流磁場焼灼療法を実用化するため、優れた発熱能力を有する磁性材料の開発が求められている。これまでの研究から、Y3Fe5O12はガーネット型構造で特に優れた発熱能力を有することを発見しているが、合成条件により発熱能力が大きく変化することを確認している。そこで本研究では、Y3Fe5O12の発熱能力を向上させる最適な作製条件を確立することを目的とし、化学的合成法によるY3Fe5O12微粒子の作製と交流磁場中での発熱特性について検討を行った。