2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.4 レーザー装置・材料(旧3.5)

[22p-A402-1~13] 3.4 レーザー装置・材料(旧3.5)

2022年9月22日(木) 13:00 〜 16:30 A402 (A402)

曽根 宏靖(北見工大)、北島 将太朗(名大)

15:15 〜 15:30

[22p-A402-9] スーパーコンティニュウム光からの905nmピコ秒光パルスの抽出と増幅におけるASE成分の評価

〇(M1)Cui Yuwen1、安食 聡一郎3、山田 博仁1,2,3、横山 弘之1,2 (1.東北大院工、2.東北大NICHe、3.東北大工)

キーワード:波長変換、光パルス増幅、自然放射増幅光

二光子励起(TPE)と誘導放出脱励起(STED)とを組み合わせて生体組織深部の超解像イメージングに取り組んでいるが,蛍光顕微鏡による生体イメージングにおいては,緑色蛍光タンパク質(GFP)が事実上の標準蛍光物質となっているが,そのTPEのためには波長帯900-1000nmの光パルスが必要である. GS-LD光パルスに基づくスーパーコンティニュウム(SC)光の発生を利用してTPE光パルスの波長帯域の拡大を図っている.SC光から必要波長成分を抽出してTPEに適用するには,光増幅器により光パルスのピークパワーをkWレベルまで高めるのが望ましいが,このとき,光増幅器における自然放射増幅光(ASE)が,ピークパワー制限の大きな要因となる.そこで今回,SC光から波長910nm付近で一部波長成分を抽出して光ファイバー増幅器による光増幅を行い,その出力中のASE成分の割合について評価を試みた.