2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.4 薄膜新材料

[22p-C202-1~12] 6.4 薄膜新材料

2022年9月22日(木) 13:00 〜 16:15 C202 (C202)

西川 博昭(近畿大)、松本 祐司(東北大)

13:00 〜 13:15

[22p-C202-1] 擬岩塩型NbNエピタキシャル薄膜の超伝導

長 泰亨1、木村 凛太郎1、神永 健一1、丸山 伸伍1、松本 裕司1 (1.東北大工)

キーワード:パルスレーザー堆積法、窒化物、超伝導

窒化ニオブ(NbN)は岩塩型化合物のなかでも最も高いTc = 16 Kを有する超伝導体として知られている.一方,単酸化物(NbO)同様に窒化物にも岩塩型(Nb4N4)からNbとNが25%ずつ抜けた秩序空孔を有する擬岩塩型(Nb3N3)も存在し,最大Tc = 16.4 Kで超伝導を発現する.しかし,Nb3N3の報告例は僅少で詳細な物性は未解明な点が多い.今回,PLD法を駆使することで Nb3N3薄膜を作製し,実験・理論の双方から超伝導物性を調べたので報告する.