2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[22p-P13-1~28] 12.1 作製・構造制御

2022年9月22日(木) 16:00 〜 18:00 P13 (体育館)

16:00 〜 18:00

[22p-P13-6] 両親媒性溶媒を用いたPVDF薄膜の構造制御

菅 咲来1、小柴 康子1、堀家 匠平1,2、石田 謙司1 (1.神戸大院工、2.JST さきがけ)

キーワード:強誘電体

強誘電性高分子として知られるポリフッ化ビニリデン(PVDF)は結晶多型が存在し、強誘電性発現には常誘電性Ⅱ型結晶相から強誘電性のⅠ型またはⅢ型結晶相への構造制御が必要である。本研究では、PVDF薄膜の構造制御に向けて主に成膜時の溶媒種に着目し、新規に高沸点の両親媒性溶媒である3-メトキシ-n,n-ジメチルプロパンアミド(M-DPA)に注目した。M-DPAにNaClや水を添加した幾つかの溶媒を調製してPVDF膜を作成し、構造評価及び強誘電特性評価を行った。