2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[22p-P15-1~9] 13.8 光物性・発光デバイス

2022年9月22日(木) 16:00 〜 18:00 P15 (体育館)

16:00 〜 18:00

[22p-P15-8] 発光励起分光によるCs4PbBr6中のCsPbBr3量子ドットのサイズ推定

〇(M1)池野谷 和希1、三枝 悦也1、新立 周平1、梶野 祐人2、金光 義彦3、山田 泰裕1 (1.千葉大院理、2.九大先導研、3.京大化研)

キーワード:ペロブスカイト、量子ドット

最近、ペロブスカイト半導体であるCs4PbBr6結晶が極めて高効率の緑色発光を示すことから、その光物性に注目が集まっている。発光の起源はホスト結晶内部に形成されたCsPbBr3量子ドットだと考えられているが、直接観測する手法はほとんどなく、CsPbBr3量子ドットのサイズや発生過程など、光学特性を支配する基礎的な物性についてはほとんど理解が得られていない。そこで講演ではモデル計算と、PLEスペクトルの実験結果を合わせて、量子サイズ効果による共鳴エネルギーの変化を決定することにより、Cs4PbBr6バルク結晶中のCsPbBr3量子ドットのサイズについて議論する。