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[23a-B203-3] 中性ホウ素化合物を用いた単層カーボンナノチューブのブレンステッド酸ドーピング
キーワード:カーボンナノチューブ、ホウ素、キャリアドーピング
ホウ素化合物はホウ素上の空の2p軌道に由来するルイス酸性を有することから、有機半導体のホールドーパントとして作用する。また最近、ホウ素化合物の新たなドープ機構として、中性ホウ素化合物 (tris(pentafluorophenyl)borane (BCF)) に水が配位したBCF-H2O錯体によるブレンステッド酸ドープ (BAドープ) が報告され、ルイス酸ドープに比べ、高いキャリアドーピング能と大気安定性を示すことが明らかになった。そこで本研究では、SWCNTに対してBCFを用いたBAドープを検討した。