2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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[23a-B203-1~11] 17.1 カーボンナノチューブ,他のナノカーボン材料

2022年9月23日(金) 09:00 〜 12:00 B203 (B203)

中野 道彦(九大)

09:30 〜 09:45

[23a-B203-3] 中性ホウ素化合物を用いた単層カーボンナノチューブのブレンステッド酸ドーピング

〇(M2)浜砂 碧1、田中 直樹1,2、藤ヶ谷 剛彦1,2,3 (1.九大院工、2.九州大学WPI-I2CNER、3.九大分子システムセ)

キーワード:カーボンナノチューブ、ホウ素、キャリアドーピング

ホウ素化合物はホウ素上の空の2p軌道に由来するルイス酸性を有することから、有機半導体のホールドーパントとして作用する。また最近、ホウ素化合物の新たなドープ機構として、中性ホウ素化合物 (tris(pentafluorophenyl)borane (BCF)) に水が配位したBCF-H2O錯体によるブレンステッド酸ドープ (BAドープ) が報告され、ルイス酸ドープに比べ、高いキャリアドーピング能と大気安定性を示すことが明らかになった。そこで本研究では、SWCNTに対してBCFを用いたBAドープを検討した。