[23a-C206-1~8] 3.5 超高速・高強度レーザー（旧3.6）

△ [23a-C206-2] 高密度電子励起に伴うMoTe₂の超高速格子ダイナミクス

〇(D)福田 拓未¹、蕪内 涼太¹、齋藤 雄太²、牧野 孝太郎²、フォンス ポール³、石川 良⁴、上野 啓司⁴、嵐田 雄介¹、吉田 昭二¹、羽田 真毅¹、長谷 宗明¹ (1.筑波大数理、2.産総研、3.慶大電情、4.埼大理工)

キーワード：遷移金属ダイカルコゲナイド、相変化材料、光誘起構造ダイナミクス

本研究では，2次元層状多形物質であるMoTe₂の高強度フェムト秒パルス光照射下の超高速な格子ダイナミクスおよび構造変化の可能性について調査した。その結果、理論で予測されている半導体2H相から半金属1T'相への光誘起構造相転移は、単なる高密度電子励起(数十mJ/cm²)だけでは実現が難しいことが分かった。講演では、コヒーレントフォノン分光や時間分解電子線回折像の結果を交えて議論する。