2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.8 光物性・発光デバイス

[22a-D316-1~7] 13.8 光物性・発光デバイス

2022年3月22日(火) 09:30 〜 11:15 D316 (D316)

上田 純平(京大)、中西 貴之(物材機構)

10:30 〜 10:45

[22a-D316-5] 【注目講演】WASSR法によるハライド蛍光体の合成

〇戸田 健司1 (1.新潟大学)

キーワード:蛍光体、ソフト化学、ハロゲン化物

当研究室では、WASSR(Water-assisted Solid-State Reaction)法と呼ばれる新規低温合成法を開発した。この合成法では、原料混合物に少量の水を添加して混合する、もしくは原料混合物を主として低温の水蒸気雰囲気中で保持するだけで、ナノオーダーのセラミックスを合成することが可能である。それゆえ、鉛系ペロブスカイトに代表されるナノ蛍光体の合成への適用が期待できる。本法により特殊な原料や処理を用いずにペロブスカイト量子ドットを合成できたことから、他のハロゲン系蛍光体の高速探索および量産への適用が期待できる。