2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

[22a-E103-1~8] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2022年3月22日(火) 09:00 〜 11:15 E103 (E103)

西郷 甲矢人(長浜バイオ大)、松岡 雷士(広工大)

09:30 〜 09:45

[22a-E103-3] C*-代数的量子論におけるシュレディンガー描像

〇岡村 和弥1,2 (1.ドレスト光子、2.名大)

キーワード:シュレディンガー描像、遷移確率、インストルメント

C*-代数的量子論におけるシュレディンガー描像について議論する。シュレディンガー描像では、(系とその環境の)力学によって引き起こされる系の状態変化を扱う。ここでは、Diracの遷移確率の概念が中心的な役割を果たす。遷移確率を用いてシュレディンガー像を圏論的に定式化する。さらに、遷移確率の理論を量子測定理論と結びつける。C*-代数的量子論における,セクター理論と整合的な量子測定の公理的アプローチは,圏論的な設定における遷移確率の良い例を与える。