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[22a-E103-4] 量子ウォーク・ドレスト光子の摂動に対する感受性
キーワード:ドレスト光子、量子ウォーク
グラフのある一つの頂点に摂動を加えた定常量子ウォークを考える。幾つかの対称性の高いグラフにおいて、その頂点の相対確率が他の頂点と比べ、非常に高くなるような状態を示す固定点に収束することを示す。特に、完全グラフにおいては定常状態になる前に存在する、その頂点の最大相対確率を与える時刻が、システムサイズNに対して、いわゆる量子探索アルゴリズムに見られるように、O(N1/2)になることを示した。