2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.4 有機EL・トランジスタ

[22a-E206-1~6] 12.4 有機EL・トランジスタ

2022年3月22日(火) 10:30 〜 12:00 E206 (E206)

松島 敏則(九大)

11:30 〜 11:45

[22a-E206-5] 異なる配位子を持つ緑色発光InP系量子ドット薄膜の光学特性とハイブリッド発光デバイスへの応用

〇黄 毛蔚1、梶井 博武1、山田 真聖1、岡本 彬仁1、馬醫 春希1、平川 正明2、戸田 晋太郎2、森藤 正人1、近藤 正彦1 (1.阪大院工、2.アルバック協働研)

キーワード:量子ドット、有機EL

コアシェル構造量子ドット(QD)では、配位子の異なりより、分散や凝集状態が変わり、素子特性に影響を与える。QD薄膜の凝集性制御を目指し、本研究では配位子の長鎖オレイン酸の一部を短いClに交換したInP QDを用いたQD薄膜の光学特性とQD-OLEDの特性の評価を行った。QDの相対PL量子収率は配位子交換量の増加に伴い低下した。素子のELスペクトルから、輸送層の発光は抑制され、Cl交換したQDでの発光再結合が改善されたことが推定される。