2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

10 スピントロニクス・マグネティクス » 10.1 新物質・新機能創成(作製・評価技術)

[22p-E205-1~16] 10.1 新物質・新機能創成(作製・評価技術)

2022年3月22日(火) 13:45 〜 18:15 E205 (E205)

大矢 忍(東大)、関 宗俊(東大)、松野 丈夫(阪大)

14:15 〜 14:30

[22p-E205-3] Pt/Cr2O3積層膜における異常ホール効果の磁場・温度依存性

〇白土 優1,2、王 心瑞1、氏本 翔1、豊木 研太郎1、小谷 佳範3、中谷 亮一1,2 (1.阪大工、2.阪大CSRN、3.高輝度光科学研究センター)

キーワード:反強磁性薄膜、Cr2O3

Cr2O3は絶縁性反強磁性体であり、結晶構造とスピン配列に起因して電気磁気効果や表面磁化(boundary magnetization)など、多彩な磁気特性を示す。これらの多彩な物性に起因して、反強磁性オーダーパラメータの電圧や磁場による制御が可能である。Pt/Cr2O3界面において、反強磁性オーダーパラメータを反映するホール効果が生じる可能性が示唆されたが、その起源は完全には明らかにされていない。本研究では、Pt/Cr2O3薄膜における異常ホール効果の磁場および温度依存性について検討した。