2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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[22p-E305-1~8] 医療に貢献する超伝導技術の現状と展望

2022年3月22日(火) 13:30 〜 17:30 E305 (E305)

井上 昌睦(福岡工大)

16:30 〜 17:00

[22p-E305-7] 低侵襲がん治療に磁気力制御技術は適用できるか?

〇秋山 庸子1、得丸 裕伍1、小谷 拓也1、真鍋 勇一郎1、佐藤 文信1 (1.阪大院工)

キーワード:がん治療、回転磁場、超電導磁石

これまで我々は、磁場を利用した低侵襲がん治療法の開発に向けた研究を行ってきた。がん治療に磁場を利用することの最大の利点は、磁場応答性を付与した薬剤の体内動態を体外から制御できることである。このことにより、非侵襲で副作用の少ない治療ができることが期待できる。しかし、薬剤を体内深部に誘導・集積させることは容易ではない。これは、磁場および磁場勾配は、基本的に磁場源に近づくほど増加するためである。ここでは、磁気力制御による体内深部への薬剤の誘導・集積を実現するための試みについて紹介する。