2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[22p-F308-1~13] 2.1 検出器デバイス開発

2022年3月22日(火) 13:30 〜 17:00 F308 (F308)

金 政浩(九大)、吉野 将生(東北大)

14:15 〜 14:30

[22p-F308-4] GAGG、HR-GAGG、GFAGシンチレータにおける波形弁別性能の比較分析

〇吉野 将生1,3、飯田 崇史4、鎌田 圭2,3、伏見 賢一5、細川 佳志6、中島 恭平7、日野原 伸生4、水越 彗太8、吉川 彰1,2,3 (1.東北大金研、2.東北大NICHe、3.㈱C&A、4.筑波大数理、5.徳島大理、6.東大ICRR、7.福井大工、8.神戸大理)

キーワード:シンチレータ、160Gd、波形弁別法

二重ベータ崩壊の崩壊率は、核種による遷移確率(核行列要素)の理論的不定性もあるため、様々な原子核で実験することが必要となる。我々の研究グループでは、優れた波形粒子識別能 (PSD)が報告されているGd3Ga3Al2O12:Ce (GAGG) シンチレータを用いて160Gdの0νββ探索感度更新とニュートリノを放出する二重ベータ崩壊(2νββ)発見を目指して研究を行っている。GAGGには、Ga/Al比を調整することで、高エネルギー分解能化を達成したHR-GAGG 、Mgを微量添加することで蛍光寿命を高速化したGFAG が報告・市販されている。本研究では、それらのシンチレータのPSD性能の比較を行ったので、報告する。