2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[23a-E103-1~10] 8.5 プラズマ現象・新応用・融合分野

2022年3月23日(水) 09:15 〜 12:00 E103 (E103)

内田 儀一郎(阪大)、内田 儀一郎(名城大)、佐々木 渉太(東北大)

11:45 〜 12:00

[23a-E103-10] 空気プラズマガス気泡化による1,4-ジオキサンの分解処理

〇吉木 宏之1、中村 和弘2、遠田 明広1、髙橋 宏之2 (1.鶴岡高専、2.飛島建設株式会社)

キーワード:パルスストリーマ放電、バブリング、1,4‐ジオキサン

1,4-ジオキサン(1,4-DXA)は、化学工業の有機溶媒として用いられてきたが臓器への障害や発がん性等人体に有害と考えられており、2017年に土壌環境基準に新たに加えられた規制物質である。1,4-DXAは難分解性有機物で、その分解処理には1,4-DXA分解菌による生物処理、フェントン法、オゾンマイクロバブルや促進酸化法などが提案されている。他方、大気圧放電プラズマではオゾンよりも酸化電位の高いO*、O2*、OHラジカル等の活性酸素種(ROS)が高密度に生成する。
本研究ではROSの失活前に気泡化を図る為、パルスストリーマ放電に多孔質セラミックス膜を密接配置したプラズマバブリング反応装置を試作して1,4-DXA分解処理に応用したので報告する。