2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[23a-E104-1~9] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2022年3月23日(水) 09:00 〜 11:30 E104 (E104)

細川 陽一郎(奈良先端大)、三宅 丈雄(早大)

10:45 〜 11:00

[23a-E104-7] カチオン性の官能基の種類と濃度でみたポリカチオンの細胞膜への影響

〇篠崎 真実1、相山 恵理子1、加藤 徳剛1 (1.明大理工)

キーワード:細胞膜損傷、光第二次高調波発生、脂質二重膜

我々は、細胞膜の分子配向の乱れによって光第二次高調波発生(SHG)が低下することを利用した、細胞膜損傷試験を開発した。ポリカチオンであるポリエチレンイミン(PEI)とポリ-L-アルギニン(PLA)の細胞膜への影響を、プラス電荷を有するモノマー当たりの濃度で比較したところ、濃度が等しければ、両者は同程度の脂質分子の配向の乱れを細胞膜に引き起こすことが示され、配向を乱す効果はカチオン性の官能基の濃度で決まることが示唆された。