2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[23a-E104-1~9] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2022年3月23日(水) 09:00 〜 11:30 E104 (E104)

細川 陽一郎(奈良先端大)、三宅 丈雄(早大)

11:00 〜 11:15

[23a-E104-8] がん治療用X線によるDNA損傷に対する金ナノ粒子の放射線増感効果

〇余語 克紀1、三澤 雅樹2、清水 秀年3、北川 智基3、平山 亮一4、石山 博條5、保田 浩志6、亀高 諭1、髙見 誠一7 (1.名大保健、2.産総研、3.愛知県がんセンター、4.量研、5.北里大医、6.広大原医研、7.名大工)

キーワード:金ナノ粒子、放射線治療、DNA損傷

金ナノ粒子(AuNP)は、がん治療用MV X線などの高エネルギーの光子に対しても有望な放射線増感剤の候補であり、併用による治療効果の上積みが期待されている。しかし、臨床応用への課題として、十分な線量増強には、高いAuNP濃度が必要である。我々は、正(+)に帯電したAuNPの使用による用量の低減を提案し、MV X線によって誘発されたプラスミドDNA損傷の放射線増感の効果を実証したので報告する。