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[23a-E106-11] SPS法によるCu2ZnSnS4バルク結晶の作製と評価 V
キーワード:ケステライト、ホール効果測定、バルク結晶
SPS(Spark Plasma Sintering)法で作製したCu2ZnSnS4バルク結晶について、ホール効果測定の結果を中心に報告する。550℃・10時間の硫黄雰囲気中熱処理により、室温の導電率は4桁ほど上がった。熱処理の有無に関わらず導電率は温度とともに下がるが、熱処理前の方が急激に変化した。格子振動によるキャリア散乱よりキャリア密度の温度変化の方が支配的であると仮定すると、これは硫黄雰囲気中熱処理によって比較的深い準位が補償されたことを示唆している。