2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

10 スピントロニクス・マグネティクス » 10.1 新物質・新機能創成(作製・評価技術)

[23a-E205-1~10] 10.1 新物質・新機能創成(作製・評価技術)

2022年3月23日(水) 09:15 〜 12:00 E205 (E205)

水口 将輝(名大)、磯上 慎二(物材機構)

10:15 〜 10:30

[23a-E205-5] 逆ペロブスカイト型遷移金属窒化物における異常ネルンスト効果の第一原理計算

〇(M2)坪和 優佑1,2、辻川 雅人2,3、白井 正文2,3 (1.東北大学工学研究科、2.東北大学電気通信研究所、3.東北大学スピントロニクス学術連携研究センター)

キーワード:異常ネルンスト効果、遷移金属窒化物

近年、高い変換効率を示す熱電効果として異常ネルンスト効果(ANE)が注目されている。本研究ではすでにANEの実験報告のあるγ'-Fe4Nに加え、これに原子置換を行ったFe3CoN、Fe3NiNを対象にANEの第一原理計算を行った。ANEを特徴づける横ペルチェ係数αxyの計算値はFe3CoNで最大値-3.12A/(m・K)を示し、この窒化物が大きなANEを示す有望な熱電変換材料であることが分かった。