2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.5 接合,回路作製プロセスおよびデジタル応用

[23p-D214-1~19] 11.5 接合,回路作製プロセスおよびデジタル応用

2022年3月23日(水) 13:00 〜 18:00 D214 (D214)

宮嶋 茂之(情通機構)、山梨 裕希(横国大)

16:15 〜 16:30

[23p-D214-13] 中性粒子ビーム酸化により制御されたNb酸化膜厚が超伝導共振器性能に与える影響

〇(M2)紺野 太壱1、大堀 大介1、日高 睦夫3、野田 周一3、遠藤 和彦3、向井 寛人4,5、朝永 顕成4,5、蔡 兆申4,5、寒川 誠二1,2 (1.東北大流体研、2.東北大AIMR、3.産総研、4.東理大、5.理研RQC)

キーワード:超伝導共振器、Nb酸化膜、中性粒子ビームプロセス

超伝導量子コンピュータにおいて情報の伝達を行うNb超伝導共振器の性能向上が要求されている。Nb酸化層には絶縁体のNb2O5と金属的な性質を有するサブオキサイドがあり、サブオキサイドはNb超伝導共振器の損失を増加させ、Q値の低下につながっていることが示唆されている。本研究では、SF6中性粒子ビーム(NB)を用いた低欠陥加工を行った試料に対して、表面酸化膜厚をNB酸化によって制御し、高いQ値が得られるNb表面酸化条件を検討した。