2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.4 III-V族窒化物結晶

[23p-E202-1~14] 15.4 III-V族窒化物結晶

2022年3月23日(水) 14:15 〜 18:15 E202 (E202)

小島 一信(阪大)、石井 良太(京大)、室谷 英彰(徳山高専)

15:00 〜 15:15

[23p-E202-4] 光音響・発光同時計測と時間分解発光測定によるInGaN量子井戸における輻射・非輻射再結合寿命の分離評価

森 恵人1、森本 悠也1、袴田 舜也1、〇山口 敦史1、草薙 進2、蟹谷 裕也2、工藤 喜弘2、冨谷 茂隆2 (1.金沢工大工、2.ソニーグループ)

キーワード:内部量子効率、InGaN量子井戸、輻射再結合

InGaN量子井戸(QW)のキャリアダイナミクスは完全には解明されていない.我々は,その理解の為には,内部量子効率(IQE)の正確な評価が必要であると考えている.我々は,従来手法よりも正確に窒化物半導体のIQEを推定する方法として,光音響(PA)・発光(PL)同時計測法を提案しており,GaN膜とInGaN-QW試料のIQEを測定し,さらに,時間分解PL測定と組み合わせてGaN膜におけるキャリアダイナミクスの議論も展開している.本研究では,In組成の異なるInGaN-QW試料シリーズに対して,IQE測定[5]と時間分解PL測定を組み合わせて,輻射・非輻射寿命(tauR, tauNR)の分離評価を行った.