2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.5 有機太陽電池

[24a-E206-1~13] 12.5 有機太陽電池

2022年3月24日(木) 09:00 〜 12:15 E206 (E206)

白井 康裕(物材機構)、別所 毅隆(東大)

11:30 〜 11:45

[24a-E206-11] 単分子膜正孔輸送層を用いた混合ハロゲン化鉛ペロブスカイト太陽電池の光安定性評価

〇マーディー リチャード1、石倉 靖久2、松重 優子1、チョン ミンアン1、中村 智也1、若宮 淳志1 (1.京大化研、2.エネコート・テクノロジーズ)

キーワード:ペロブスカイト太陽電池、安定性、最大電力点追従

MeO-2PACzの単分子膜正孔輸送層を用いたp-i-nペロブスカイト太陽電池の光安定性を、100時間の最大電力点追従により評価した。狭いバンドギャップのCs0.05FA0.80MA0.15PbI2.75Br0.25と広いバンドギャップの Cs0.05FA0.80MA0.15PbI2Brについて、AM1.5Gおよび低照度(250 μW/cm2)LED光照射下での安定性を比較した。低バンドギャップ材料では、AM1.5Gで19%の安定した動作効率が得られた。一方、ワイドバンドギャップ材料では、AM1.5G照射下では効率が低下したが、低照度では31%の安定した動作効率が得られた。