15:45 〜 16:00
[24p-E106-9] 水晶を例とした絶縁体における非線形吸収異方性の第一原理計算(2)
キーワード:絶縁体、第一原理計算、非線形吸収
レーザー加工は、マルチスケールかつ非平衡な物理現象であり、特にパルス幅がフェムト秒オーダーになるレーザーを用いる場合、加工の初期過程において非線形光吸収が重要な役割を持つ。
こうした非線形な現象においては、実験に加えて第一原理シミュレーションによって、その微視的メカニズムを明らかにする手法が有効である。そこで、我々は時間依存密度汎関数理論(TDDFT)を用いて、短いパルス(T=2.5 fs, T:パルス半値全幅)を照射したときのバルクα-quartzの非線形光吸収を系統的に調査してきた。本研究では、より長いパルス(T=50 fs)を用いたときのα-quartzの電子励起を、レーザーの強度や偏光の向きについて系統的に調査した結果を報告する。
こうした非線形な現象においては、実験に加えて第一原理シミュレーションによって、その微視的メカニズムを明らかにする手法が有効である。そこで、我々は時間依存密度汎関数理論(TDDFT)を用いて、短いパルス(T=2.5 fs, T:パルス半値全幅)を照射したときのバルクα-quartzの非線形光吸収を系統的に調査してきた。本研究では、より長いパルス(T=50 fs)を用いたときのα-quartzの電子励起を、レーザーの強度や偏光の向きについて系統的に調査した結果を報告する。