2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.7 レーザープロセシング

[24p-E106-1~18] 3.7 レーザープロセシング

2022年3月24日(木) 13:30 〜 18:30 E106 (E106)

小幡 孝太郎(理研)、中嶋 聖介(静岡大)、富田 卓朗(徳島大)

15:45 〜 16:00

[24p-E106-9] 水晶を例とした絶縁体における非線形吸収異方性の第一原理計算(2)

〇(M2)松永 将之1、篠原 康1、石川 顕一1 (1.東大院工)

キーワード:絶縁体、第一原理計算、非線形吸収

レーザー加工は、マルチスケールかつ非平衡な物理現象であり、特にパルス幅がフェムト秒オーダーになるレーザーを用いる場合、加工の初期過程において非線形光吸収が重要な役割を持つ。
こうした非線形な現象においては、実験に加えて第一原理シミュレーションによって、その微視的メカニズムを明らかにする手法が有効である。そこで、我々は時間依存密度汎関数理論(TDDFT)を用いて、短いパルス(T=2.5 fs, T:パルス半値全幅)を照射したときのバルクα-quartzの非線形光吸収を系統的に調査してきた。本研究では、より長いパルス(T=50 fs)を用いたときのα-quartzの電子励起を、レーザーの強度や偏光の向きについて系統的に調査した結果を報告する。