2022年第69回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

7 ビーム応用 » 7.2 電子ビーム応用

[26a-F308-1~8] 7.2 電子ビーム応用

2022年3月26日(土) 09:00 〜 11:15 F308 (F308)

橘田 晃宜(産総研)、石田 高史(名大)

09:45 〜 10:00

[26a-F308-4] 卓上型走査電子顕微鏡を用いた電子線誘起蒸着システムの構築

〇小林 俊介1 (1.JFCC)

キーワード:走査電子顕微鏡、電子線誘起蒸着

電子線誘起蒸着法 (EBID:Electron Beam Induced Deposition) は基板上に供給される原料(前駆体)を電子ビームにより堆積させる方法である(Fig.1a)。この手法の最大の利点は、電子ビームを用いる走査電子顕微鏡 (SEM) などと組み合わせることでナノメートルスケールで任意の形状やサイズの物質堆積(成膜)ができることである。しかしならが、EBID法を行える装置は少なく、CVD法などとくらべ、広く普及した手法ではない。そこで、本研究では汎用性の高い卓上SEMを用いることで様々な物質を自由に堆積させることができるEBIDシステムの構築を行った。