[15a-D704-1~10] 10.5 磁場応用

[15a-D704-1] リポソームに内包された磁性ナノ粒子の交流磁場応下での配向挙動

樋口 舞花¹、鷹津 実里¹、岡本 行広²、塚原 聡¹、〇諏訪 雅頼¹ (1.阪大院理、2.阪大院基礎工)

キーワード：磁性ナノ粒子、磁気直線複屈折、リポソーム

磁場中における磁性ナノ粒子（MNP）の配向運動は，磁気直線複屈折（MLB）により測定可能である。本研究では，交流磁場下において磁性ナノ粒子を内包したリポソーム懸濁液の磁気直線複屈折を測定した。周波数依存性からMNPはリポソーム膜に吸着し，一体となって回転することが分かった。また，DPPC脂質膜のゲル－液晶相転移温度（41°C）で，配向緩和時間の急激な変化が観測され，膜の流動性を評価できることが示唆された。