[15p-A205-1~12] 低次元材料のデバイス応用の最新動向

[15p-A205-9] チップ上ナノカーボン光・電子デバイス

〇牧 英之¹ (1.慶大理工)

キーワード：カーボンナノチューブ、グラフェン、光電子デバイス

本講演では、我々が進めてきたナノカーボンチップ上光・電子デバイスとして、ナノカーボン光源、受光素子、シリコンフォトニクス素子、量子光源などについて紹介する。ナノカーボン光源としては、半導体カーボンナノチューブによるエレクトロルミネッセンスやナノカーボン材料による通電加熱による熱光源を紹介するとともに、本光源を用いた高空間分解を有する赤外分析やイメージング応用について紹介する。また、シリコンチップ上での集積光技術への応用を目指して、グラフェン受光素子やシリコン光共振器との融合によるチップ上ナノカーボン光源技術や光スイッチを紹介するとともに、近年注目の量子技術への応用が期待される室温・通信波長帯の単一光子源についても紹介する。