[15p-D311-1~14] 2.4 医用応用

[15p-D311-11] 陽子線照射即発X線と即発ガンマ線同時測定

〇山本 誠一¹、山下 智弘²、小橋 佑介²、矢部 卓也³、山口 充孝³、河地 有木³、鎌田 圭⁴、吉川 彰⁴、赤城 卓⁵、片岡 淳¹ (1.早稲田大　理工、2.神戸陽子線、3.QST高崎、4.東北大、5.兵庫粒子線)

キーワード：ガンマ線、X線、陽子線

即発ガンマ線と即発 X 線イメージングは、陽子線治療において、体外からビーム形状を観察でき、またビーム飛程を評価可能な有望な方法である。しかし両イメージング法ともに、臨床条件下での画像化は現状困難であった。この問題点を解決するために、新しいX線カメラとガンマカメラを開発し、臨床レベルでの治療計画ビームを含む陽子線ビームの同時測定を試みた。その結果、テストしたすべてのビームについて、即発ガンマ線と即発X線画像のビーム形状を画像化でき、飛程の評価も可能であった。今回、陽子照射時の即発ガンマ線と即発X線同時イメージングにより、両方法とも陽子線治療での臨床使用に有望であることを確認した。