2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.6 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイス

[15p-D411-1~14] 13.6 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイス

2023年3月15日(水) 13:30 〜 17:30 D411 (11号館)

中岡 俊裕(上智大)、太田 竜一(NTT)、長谷川 尊之(大阪工大)

15:45 〜 16:00

[15p-D411-9] (111) 単一量子ドットにおける価電子帯混合の効果:発光の偏光状態と正孔g因子の変化

鍜治 怜奈1、陳 ジュアン1、足立 智1 (1.北大院工)

キーワード:量子ドット、価電子帯混合

量子情報分野への応用を目指す上で,対象とする系のスピンg因子や偏光状態の調査は重要である.特に,(111) 面上の量子ドット [(111)-QD] は励起子微細構造分裂が小さく,もつれ光子対発生で有望視されているが,実験を進める中で価電子帯混合(重い正孔と軽い正孔の状態混合:VBM)がキャリアスピン物性に強く影響することが分かってきた.本研究では,VBMがGaAs (111)-QDの正孔g因子や偏光状態に及ぼす効果を実験・理論の両面から明らかにする.