[15p-E302-1~10] 時空間制御による新規超伝導デバイスの創出

[15p-E302-9] スピン三重項超伝導電流の生成と制御

〇小森 祥央¹ (1.名大理)

キーワード：超伝導、スピントロニクス、ジョセフソン接合

磁性ジョセフソン接合において、従来の逆向きスピンの一重項超伝導状態 (↑↓) から、スピンの向きが揃った三重項超伝導電子対 (↑↑) を生成できることが英国ケンブリッジ大学のJason Robinson教授をはじめとする欧米の研究者によって実証されて以降、様々な構造で三重項超伝導電子対を生成・制御するための研究が超伝導スピントロニクスの分野で行われてきた。本講演では、講演者がJasonのグループで2021年までのポスドク時代に行ったスピン三重項超伝導の研究や高温超伝導にまで拡がりつつある本研究分野の最先端を紹介する。