2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

3 光・フォトニクス » 3.11 ナノ領域光科学・近接場光学(旧3.12)

[15p-PB06-1~23] 3.11 ナノ領域光科学・近接場光学(旧3.12)

2023年3月15日(水) 16:00 〜 18:00 PB06 (ポスター)

16:00 〜 18:00

[15p-PB06-17] 自発磁化をもつトロイダルメタ分子による磁気カイラル効果

黒澤 裕之1、伊藤 桂介2、上田 哲也1 (1.京都工繊大電子、2.宮城県産業技術総合セ)

キーワード:メタマテリアル、磁性、カイラリティ

磁性とカイラリティを同時に有する系では,磁気カイラル(magnetochiral,以下MCh)効果という無偏波の電磁波に対する方向依存複屈折現象が発現する.これまでに自発磁化をもつメタ分子において、巨大なMCh効果の発現に成功したが,大きな挿入損失が存在し,その低減が望まれていた.今回,トロイダルメタマテリアルにより低損失なMCh効果が実現可能であることが分かったので,それについて報告する.