2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.9 光量子物理・技術(旧3.10)

[16a-A405-1~6] 3.9 光量子物理・技術(旧3.10)

2023年3月16日(木) 10:00 〜 11:30 A405 (6号館)

巳鼻 孝朋(東大)

10:00 〜 10:15

[16a-A405-1] 925nm帯LDの強パルス励起による第2量子準位発振の動特性

〇(M2)Cui Yuwen1、安食 聡一郎3、竹内 魁1,3、日暮 栄治1,3、山田 博仁1,2,3、横山 弘之1,2 (1.東北大院工、2.東北大NICHe、3.東北大工)

キーワード:量子井戸構造、半導体レーザー

半導体レーザーの利得スイッチング(GS)動作の技術は,高速光通信や最近では多光子バイオイメージング,パルスレーザー加工などの応用に向けて大きく進展した.その一方,動作機構については未解明な部分もまだ多く残されている.量子井戸半導体レーザー(QW-LD)の第2量子準位(SQS)発振もその1つであり,過去に少数の報告がなされたが,応用が不明確だったこともあり技術開発が進展しなかった.我々は現在,裾のない単峰の光パルス発生に寄与するSQS発振の応用可能性を再検討し,その特異な振る舞いを調べている.今回,QW-LDの強パルス励起GS動作時のSQS発振について,新たな知見を得たので報告する.