2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

3 光・フォトニクス » 3.12 半導体光デバイス(旧3.13)

[16a-PA07-1~2] 3.12 半導体光デバイス(旧3.13)

2023年3月16日(木) 09:30 〜 11:30 PA07 (ポスター)

09:30 〜 11:30

[16a-PA07-2] 量子カスケード検出器における極限的応答時間(≈1 ps)の実証

道垣内 龍男1、伊藤 昭生1、日髙 正洋1、藤田 和上1、枝村 忠孝1 (1.浜ホト中研)

キーワード:量子カスケード検出器、中赤外、高速応答

量子カスケード検出器(QCD)は高速な電子のサブバンド間遷移に基づく高速動作が可能である。今回、最大感度波長4.6 µmの非冷却QCDにおいて、素子容量の削減によってRC時定数の影響を可能な限り取り除くことで、カットオフ周波数(3 dB低下)23 GHz を達成するとともに、実験結果と理論予測との比較からQCDの究極的な応答時間が1 ps程度であることを実証した。