2023年第70回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.1 強誘電体薄膜

[16p-A409-1~17] 6.1 強誘電体薄膜

2023年3月16日(木) 14:00 〜 18:30 A409 (6号館)

神野 伊策(神戸大)、吉村 武(大阪公立大)、安井 伸太郎(東工大)、吉田 慎哉(芝浦工業大)

14:00 〜 14:15

[16p-A409-1] Si基板上エピタキシャル(K,Na)NbO3薄膜のRTA効果

小川 零1、田中 清高1、權 相暁1、譚 賡2、神野 伊策1 (1.神戸大工、2.大阪公大工)

キーワード:強誘電体薄膜、非鉛強誘電体薄膜

近年、非鉛圧電材料として(K,Na)NbO3(KNN)が注目されている。我々は、Si基板上のエピタキシャルKNN薄膜をマッフル炉を用いたポストアニールにより、逆圧電定数|e31,f|を6.1~6.5 C/m2に増加、また安定な分極の向きが下向きに変化することを報告した。一方、高温・長時間のアニールによりKNN薄膜中のKやNaの基板側への拡散が懸念される。本研究では、マッフル炉よりも昇温や冷却時間が短い急速加熱炉を用いてKNN薄膜をアニールし、結晶構造や圧電特性における効果を検討した。